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税理士法人心

確定申告をする際の流れ

  • 文責:所長 税理士 鳥光翼
  • 最終更新日:2024年10月2日

1 確定申告のための資料収集

年間の収入と経費、所得控除や税額控除を計算し、税金の算出するために申告書を作成して、納税を行う一連の流れのことを、確定申告といいます。

確定申告を行うにあたってまず行うのは、①年間の収入と②経費、③所得控除や④税額控除を確認するための資料を収集することです。

具体的には、給与所得者であれば①の収入を確認するための資料として給与所得の源泉徴収票、年金生活者であれば公的年金等の源泉徴収票、個人事業主であれば請求書や通帳のコピー等の売上が分かる資料を集める必要があります。

②経費を確認するための資料として、給与所得者の場合は給与所得控除という経費に代わるものが一定の計算式により算出され、個人事業主であれば経費の金額が書かれている領収書やクレジットカードの明細等が必要となります。

③所得控除を確認するための資料としては、社会保険料控除証明書、生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書、寄付金控除証明書、医療費の領収書や医療費のお知らせ、障害者であることが分かる障害者手帳等の資料等が必要となります。

④の税額控除としてよく利用されるのは、住宅ローン控除です。

住宅ローン控除を利用するためには、住宅ローンの年末残高等証明書等の書類が必要となります。

2 確定申告書の作成

必要な書類が集まったら、次は確定申告書を作成します。

確定申告書に上記で収集した書類の数字をそのまま入力したり、合計した数字を入力したりするなどして、申告書を作成します。

確定申告書の書式は、記載例や説明書きと一緒に税務署で入手することができます。

また、国税庁のホームページからダウンロードをすることもできます。

参考リンク:国税庁・確定申告書等の様式・手引き等

他にも、国税庁のホームページにある確定申告書等作成コーナーで必要な情報を入力することで、確定申告書の作成をすることもできます。

上記が自分で確定申告書を作成する際の流れです。

しかし、そもそも具体的にどのような書類を集めていいのか分からない、書類が集まったとしても、申告書のどの部分に何を記載すればいいのかよく分からないという方は、税理士に相談することをおすすめします。

3 申告書の提出と納税

確定申告書ができあがったら、ご自分の住んでいる住所地を管轄する税務署に申告書を提出します。

提出方法には、税務署へ持参する、郵送する、e-Taxにより送信する方法があります。

選択する方法によって、いつまでに申告書を作成する必要があるのか異なってきますので、詳しくは税理士にご確認いただくことをおすすめします。

納税は、毎年3月15日までに税務署に持参して納付する方法、納付書を作成して金融機関で振り込む方法、電子納付する方法があります。

税金が還付される場合には、申告書に還付先口座を書く必要があります。

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