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税理士法人心

所得税の計算方法

  • 文責:所長 税理士 鳥光翼
  • 最終更新日:2025年1月30日

1 所得分類ごとの収入金額を計算する

所得税は、10種類の所得分類があります。

まず、この所得分類ごとの収入金額を計算します。

収入金額とは、あらゆる経済的利益をいいますので、まずは所得分類ごとの経済的利益の額を算出します。

2 所得分類ごとの所得額を計算する

収入金額から経費や控除額を差引き、所得額を計算します。

事業所得や不動産所得、雑所得等であれば、経費を差引きます。

給与所得であれば、法定された給与所得控除を差引き、経費を差引くことはできません。

所得分類によって、差引く対象額が異なります。

3 所得控除を計算する

基礎控除の他、配偶者控除やひとり親控除などの所得控除額を計算します。

健康保険料や公的年金の支払いだけでなく、生命保険料や地震保険料を支払っている場合は、上限額はありますが、社会保険料控除を受けることができます。

また、ふるさと納税を利用している場合は、寄附金控除を受けることができます。

さらに、一定金額以上の医療費を支払っている場合は、医療費控除を受けることができます。

これらの合計金額を、2で計算した所得額の合計額から差し引くことができます。

4 課税所得金額に税率を乗じる

3で計算した所得額に所得税率をかけ算することで、一年間の所得税の額を計算することができます。

5 源泉所得税を支払っている場合は差引く

サラリーマンなどの給与所得者の場合は、すでに源泉所得税を支払っていることがあります。

この場合は、すでに納付した源泉所得税を4で計算した所得税から差引くことができます。

6 定額減税・復興特別所得税・森林環境税等に要注意

税金の世界では、政策的に一定の期間だけ、定額減税のように税金が安くなる措置がとられたり、復興特別所得税や森林環境税のように増税される措置がとられることも少なくありません。

これらの税制改正は、毎年のように行われておりますので、1~5までの計算だけではなく、このようなその年分特有の税制にも注意をしながら計算をしましょう。

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